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soranokizunaのカケラたちや筆者のひとりごとを さらさらと ゆらゆらと
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こんばんは。

アスランとカガリとウィルのままごとの核心部分のエピソードです。
(アスランとカガリはラクスがキラの子を妊娠した事実を知らない、
という設定です。
2人とも音信不通なので。)

愛する人と共にありたいと、
新しい命を授かり、育み、幸せを築いていきたいと
そう望むことはとても自然なことです。
ナチュラルのカガリにとっては、それはすぐ傍で起きる奇跡です。
例えば、ムゥとマリューが出会い、家族になり、新しい命を授かったように。
しかし、コーディネーターにとっては叶わない奇跡になりつつあります。

カガリはウィル(=子ども)に未来を重ねて、
『未来は愛おしい。』と言います。
そんな愛おしい未来を諦めさせるものとは何でしょうか。
どうすれば哀しみを越えることができるのでしょうか。

何故カガリがコーディネーターに共感することが出来たのかと言えば、
カガリ自身も愛する人(=アスラン)との未来を諦めたことがあったからです。
その意味で、一番コーディネーターに共感できるのは
プラントを治めるラクスでもスーパーコーディネーターであるキラでも無く、
カガリだと筆者は考えます。
(だからこそ、カガリは筆者の物語で重要な役割を果たすのですが
それはまだ先のお話です。)

さて、カガリは今も未来を諦め続けたままなのでしょうか・・・、
次回以降アスランも含め、その点を描きます。

次回は筆者の捏造設定がかなり突っ込んできますので
その点をご了承の上お読みくださいますようお願いいたします。

最後に、誤解を招かないように補足させていただきますが、
私達の身近に起きる不妊と、コーディネーターの子孫の問題とを
筆者は区別しております。
さらに、筆者は子どもを授からないこと自体が不幸だとは思いません。

筆者の周囲にも子どもを授かることの無かったご夫婦がいらっしゃいますが
とても楽しそうですし、幸せそうです。
話を聞くと、一時期はとても辛かったそうですが、
今は姪っ子や甥っ子がいるから楽しいとおっしゃっていました。
家族に新しい命が生まれることはとても幸福なことだと思います。

しかしコーディネーターの子孫の問題の場合、
遺伝子の組み合わせによっては
自分と愛する人の間にも、自分の家族にも、命を授かることが出来なくなります。
命のバトンは継がれることは無く、
時と共にコーディネーターという種は滅亡へと向かっていきます。
それは不妊とは全く異なる問題です。

キラとラクスであれば乗り越えることができるでしょう。
子どもを授かることが無くても、2人で共にあることが最高の幸せなのですから。
しかし、他のコーディネーターにとってはどうでしょうか。
この哀しみを越えることは出来るのでしょうか。

コーディネーターの淵源の哀しみが、全ての始まりであるのだとしたら
これを乗り越えなければ平和は訪れません。
頭の弱い筆者がどこまで描けるか分かりませんが、
その点も丁寧に描いて行きたいと思います。

拍手[14回]

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こんばんは。
今回は、アスランとカガリが腕枕するお話です(笑。
って違うか。

家族で過ごす時間を描きたくて、
3人で仲良く寝てもらおうと思ったのですが
そもそもベッドに横になるだけで一苦労でした(笑。
さらにアスランに腕枕させるだけでもう一苦労(笑。

家族で共に過ごすこと、
それはありふれたことかもしれません。
しかし、何気ない会話に笑い合う陽だまりのような時間を、
誰もがきっと、ずっと、夢に描いているのではないでしょうか。
子どものウィルも、
大人になったカガリも、アスランも。

はちみつ色の夢の中で、アスランとカガリは何を思うのでしょうか。
次回、ウィルが寝た後の2人のお話です。
子どもが寝た後、若い夫婦がすることと言えば・・・なんてね(笑。

アスランの誕生日が近づいてきていますが、
今回は執筆出来ないかもしれません・・・。
ここのところ休日出勤が重なっていて、日曜日もお仕事です。
うちの会社は振替休日を必ず取得しなければならないのですが
休んだ分だけ残業しなくちゃいけなくなりそうで(涙。

週1の更新だけでも続けていきたいです。

拍手[17回]


こんばんは。

筆者はあえて申し上げましょう、
ウィル、グッジョブ!
アスランとカガリは、今夜夫婦になります(笑。

今回のエピソードの冒頭では、どうしてウィルがアスランとカガリに
「パパとママになって!」とお願いしたのか、その理由を描きました。
ウィルは血のつながった家族と共に過ごした記憶がありません。
だから養子になって、新しい家族が出来たなら
あたたかい家庭の中で「沢山お手伝いして、沢山遊んで」、
沢山甘えて、沢山愛されて。
きっとウィルの夢は新しい家族の中にあった筈です。
その夢が打ち砕かれた夜だから、
ウィルは小さな願いをアスランとカガリに打ち明けました。

まぁ、その願いがグッジョブなんですが(笑。

アスランもカガリも戸惑いながら、ウィルの願いを聴き届けました。
今夜2人は夫婦になります。
そして若い夫婦がベッドですることと言えば・・・なんてね(笑。

アスランもカガリもドッキドキのようですが、
次回も引き続きアスランとカガリがいちゃいちゃします。

この一連のエピソードについてお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
単にアスランとカガリをいちゃいちゃさせるためだけでは無く、
実は2人にあることに気付かせるために挿入しております。
そのため、読者様におかれましては
2人をあたたかく見守っていただければと思います。

さて、10日はアスカガのイベントがあるそうですね。
かくれヲタク初心者の筆者は
そのようなイベントに参加したことがございませんが、
皆様にとって楽しい一日になるよう遠くからお祈りしております。

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こんにちは。

お風呂上りの姫にアスランドキドキです(笑。
カガリはスタイルが良いけれど、決していやらしく見えないですよね。
サバサバとしたキャラクターですし、普段はパンツが多いですからね。
でも、ふとした瞬間の無防備な姿で無意識に色気をふりまきそうです。

今回カガリは、お風呂上りのネグリジェ姿で登場。
お風呂上りの濡れた髪から滴る雫が胸に落ちるのを
アスランしっかり見てましたね。
アスランはこんなカガリの姿を他の誰にも見せたくないから
今すぐ扉を閉めたくなります。
独占欲丸出しです(笑。

そして、部屋に入ったら入ったで衝動に負けないように理性を総動員。
アスラン、大変でしたね・・・。

次回、アスランの理性は持つのでしょうか、
それとも本能(!)に負けてしまうのでしょうか(笑。
次回は少しだけアスランとカガリがいちゃいちゃする予定です。


最後に「Read more・・・」以下で
前半の硬い文章の補足説明としてカミュの演説に触れさせていただきます。

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読者様の中にはお気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、
今回のカミュの演説はJ.F.ケネディが行った大統領就任演説を重ねております。
J.F.ケネディ大統領就任当時は東西冷戦が深刻な問題でした。
その時に、ケネディ大統領はアメリカ国民に次のように呼びかけます。

『祖国があなたに何をしてくれるのかを問うのではなく、
あなたが祖国のために何ができるかを問うてほしい。』
(サイモン・シーバッグ・モンテフィオーレ『その時、歴史は生まれた 世界を変えた名演説集』清流出版2009年)

この言葉は類稀なスピーチの才能を持っていたケネディ大統領の演説の中でも
特に有名な部分です。
問いを投げかける姿がカミュに重なり、この演説のフレーズを重ねました。
皆様におかれましても機会がございましたら
一度お読みいただければと思います。



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こんにちは。

今回は3つのinnocenceを描きました。
1つ目はカガリと共に自分に出来ることに一生懸命な子どもたち。
2つ目は傷ついたウィル。
3つ目は最後に登場しましたラクスです。

そしてそれぞれのinnocenceに別々の側面を描きました。
1つ目の子どもたちではまばゆい光を、
2つ目のウィルでは真綿のようなやさしさを、
3つ目のラクスでは残酷さを、
それぞれ表現いたしました。


ウィルの新しい家族は、ウィルを助けて命を落としました。
アスランが助けた時は何の反応を見せなかったウィルが
残酷すぎる真実を伝えることができたのは
アスランとカガリの2人の存在に護られていたからです。

ウィルの両親の死を知ったカガリはウィルにこう言います。
ごめんなさい、と。
なんとなく、カガリだったらそう言うのではないかと、筆者は思いました。
カガリは現実的にテロに加担した訳ではありませんが、
ウィルの両親の死に一人の人間として責任を感じてしまうのではないか、と。
その感性があるからこそ、カガリは世界の平和のために現実的に行動できるのではいか、と。

さてさて、このアスラン、カガリ、ウィルの3人の関係が次回以降変化します。
アスランとカガリがちょっといちゃいちゃする予定です(笑。


最後にラクスの登場です。
静養中、音信不通、そんなラクスがいきなり緊急国際放送で現れて、
カガリとアスランはどれ程驚いたことでしょう。
浮かべる微笑みが清らかな分だけ、不安を感じたのではないでしょうか。
innocenceは時に残酷です。
何故なら全てを置き去りにして、消えてしまうからです。

そんなラクスに何があったのか徐々に明らかにしていきますので、
どうか見守っていただければと思います。

次回、アスランとカガリとウィルの登場です。
前半で少しだけ硬い話が入りますが、
後半ではアスランが姫の室へ夜這いします・・・(笑。


最後に、今回はイメージソングをご紹介いたします。
スクリーンに現れたラクスが歌った曲に、
筆者はこれかなぁというイメージを持っていました。
alanの『ひとつ』という曲です。(アルバム『voice of earth』に収録)
人はひとりひとり違って、それぞれに命を持っていても、
『私たちはひとつ』なんだというメッセージが伝わってきます。

『 愛に 心はいま つながってゆくの
永久に ひとりじゃない
私たちはひとつ 』

コーディネーターもナチュラルも同胞であり、同じ人であるのだと
SEED(無印)で訴え続けたラクスの想いに重なる曲だと思います。
また、alanの透明感と強さを一緒に持つような歌声がとてもステキなので
とてもオススメです。

実は物語が進むにつれて、このラクスの歌が別の意味を持つようになります。
その点についても、お見守りいただければ幸いです。

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