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アスランが部下だったら、
働きぶりは可愛げないだろうなぁと思います。
文字通り全身全霊で取り組み、完璧に仕上げそうな気がします。
そのため、仕事の成果だけで判断すれば、
近寄り難そうな人物と思われてしまうかもしれませんね。
GUNDAMU SEED DESTINYでは、所々でアスランのイメージが先行し
アスラン本人のひととなりと乖離して一人歩きしてしまっているような
そんな描写があったかと思います。
「イメージが先行してしまうこと」は、恐らくアスランに一生つきまとう問題かもしれません。
持って生まれた才能と、誠実すぎるほどの努力で積み上げたスキル、
政治的奥行きを持つ生い立ち、
加えてあの容姿・・・。
本人の意思とは無関係に、目立ってしまうことでしょう。
しかし、アスランの本質は、完璧な仕事ぶりとは異なります。
「4-5 桜」でカガリがアスランについて、次のように言っています。
――優秀なのに、何処か鈍感で。
冷静なのに、向こう見ずで。
『だから、危なっかしいんだ・・・。』
筆者はむしろ
この危なっかしさがあるから、
優秀すぎる位のアスランに人が集まるんだと思います。
そのため、筆者の物語の中ではアスランの周囲は賑やかです。
ムゥやマリュー、アンリやコル爺、エリカにキサカに幕僚長と・・・。
こんな風に沢山の仲間に囲まれながら、
それこそ持てる力を全て注ぐ、
そんなアスランの姿が目に浮かぶ方は少なくないのではないでしょうか。
ガンダム史上最も人気のある主人公と言っても過言ではないでしょう、
それ程キラは人気です。
GUNDAM SEEDでは苦悩し泣いてばかりでしたが、
それでも宇宙を駆ける姿は文字通り「ヒーロー」でした。
しかし、キラの強さは、
キラの繊細すぎる心故の脆弱性があるからこそ
他者に強く響いたのではないかと
筆者は思っています。
だからこそ、ラクスの存在も一際輝きます。
キラが強いのは、スーパーコーディネーターだからではない、
つまり遺伝子ではなく
キラの意思が強いのだと、
DUNDAM SEEDではそのように感じました。
(言葉を返せば、DESTINYではキラの戦闘能力(≒スーパーコーディネーターとしての遺伝子)が
あまりにも目立ってしまい、
デスティニープランを否定するキラが
遺伝子の能力を示す皮肉な結果に映ったのは、筆者だけでしょうか?)
この物語ではChapter2以降、キラは絶望の淵にいて、
それだけではなく自己の終焉を全うするために地球へ投身自殺を図ります。
「キラ様はこんなに弱くないっ!」と、お思いの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、キラは強いと筆者も思います。
ですが、キラはメンデルの罪を目の前にしてこのような行動に出るほど
“優しすぎる”のではないかと、筆者は考えました。
そのキラが自らの宿命と対峙し、どのように歩んでいくのか、
見守っていただければと思います。
次回、アスラン登場です!