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soranokizunaのカケラたちや筆者のひとりごとを さらさらと ゆらゆらと
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こんなに堅い内容の文章をお読みくださり、ありがとうございます。
つまらなすぎて誰にも読まれることは無いかもしれないと、筆者は腹をくくっておりました。
それでもお読みくださった方々へ、心優しくも拍手を下さった方々へ
感謝申し上げます。
 

さて、またしても長くなりましたので、ここで一度切ります。
これからって時にすまぬ、アスラン。

DDRの堅い説明が長くなりましたが、そこはアスランのマイルドな声を想像していただいて
乗り切っていただけたでしょうか(汗。
 

アスランの言葉の中で「(DDRは)極東の島国で行われていた」とありましたが、
実は日本のことです。
記憶にも新しいアフガニスタンの紛争の際に、日本人がDDRの指揮を執ったそうです。


NHKでやっている「爆笑問題のニッポンの教養」という番組で、
伊勢崎教授とDDRについて知った時はまさに衝撃で、
すぐに伊勢崎教授の本を読みました。
(『武装解除 紛争屋が見た世界』講談社現代新書)
(ライトに内容を把握したい場合は↓がおススメです。
『爆笑問題のニッポンの教養 平和は闘いだ 平和構築学』講談社)

で、その時思い描いたのは、日本と、そしてオーブです。

紛争地の平和構築のために国ができることとは、
巨額のODAを送るか、治安維持のために軍を送るか、その二者択一だと思っていました。
しかし、交渉によって(つまり、武力にモノを言わせるのではなく)武装解除を、
そして社会統合を行っていくDDRに大きな可能性を見出しました。


DDRを行う際に大きな力となったのが、永遠平和を謳った憲法9条だったそうです。
「日本人は憲法9条を遵守している」という理由で信頼され、交渉が進んでいったそうです。
憲法9条は私たち日本人が思う以上に、海外ではその崇高さで知られているのだと
改めて考えさせられました。
そして、軍隊の海外派兵と武力による鎮圧だけが、
平和構築のための具体的手段ではないのだと。
そして、日本の理念が世界の平和のために現実的に資しているのだと、心強く思いました。
 

9.11があって、アメリカを中心にアフガンへ報復が行われました。
当時、日本からも自衛隊を派兵すべきだと、国会でもニュースでも言われていたと思います。
その時、
憲法9条を護るならば、派兵は出来ない、
派兵できないから資金を送ろう、
他国は命を張っているのに、日本は金で解決するのか、
命を張らずに、何が国際貢献か、
国際貢献を阻害する憲法は即刻変えるべきとの世論もありました。

その姿が、筆者には理念を曲げて同盟を結んでしまったオーブの姿と重なりました。

日本の憲法は、
世界中で最も普遍的で崇高な
「世界人権宣言」の前身という意味でも、世界では有名です。
その中でも9条が一際輝きを放っています。

オーブの永世中立という理念も、SEEDの世界の中で強い光を放っています。

しかし、その尊い理念のために悩み苦しんできたのは、
日本もオーブも同じなのではないか。

では、日本はどうすればいいのだろう。
私は何ができるのだろう。
その問をオーブに、そしてオーブを護るカガリに、アスランに、
重ねてしまいます。

DDRで全てが解決できるとは思いません。
そもそも、DDRが実行される=紛争が起きてしまった=世界は平和ではない
という等式が描けますからね。

今も筆者の中でその問いの明確な答えは出ていません。
だから、少なくとも今出来ることをしていきたいと思います。
思ったことを言葉にすること、
誰かに伝えること、
返ってきた言葉に応えていくこと、
そうして世界に応えていくこと。
今、筆者にできることはそれだけです。

責任は英語でResponsibilityと表記します。
Respons=応える、Ability=能力、そう記します。
応えていくことが出来ること、それが私たちの責任であると、
筆者は思うからです。

 

なんて、熱く語ってしまいましたが。
やっぱり・・・、つまらないですよね、ごめんなさい。
アスランもカガリもいちゃいちゃしてないですし・・・。

次回でDeep Ver.完結です。
アスランの言葉にカガリが感動しちゃいます!
(↑待ってましたっ!!)

次回も2~3日中にUP予定ですので、
お時間がございましたら暇つぶしに、お読みいただければ幸いです。

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