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soranokizunaのカケラたちや筆者のひとりごとを さらさらと ゆらゆらと
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ようやくChapter 5の内、5-1~5-10までUPいたしました。

 

この5-1~5-10のepisodeに関して、今回はラクスについてコメントしたいと思います。

大きく分けると、

決して負に侵されない清らかさと、

戦争責任と、

政治的責任の3つの点についてです。

なお、最初にご了承いただきたいのですが、

以下に語る筆者の考えは、筆者の独断と偏見に満ちた個人的な妄想です。

そのため、万が一気分を害された場合は

大変申し訳ございませんが「寛大なお心でスルー」してくださいますよう

お願いいたします。

 

 

先ず、ラクスの清らかな強さについて。

普通、一番大切な人がChapter5のキラのような状態になったら、

心から笑顔でいることは出来ないと思います。

ラクスのように決して闇に屈すること無く

清らかな笑顔であり続けることは、

彼女の強さであると筆者は考えます。

 

 

 

また、「5-8 ラクスの告白」では、

ラクスは自らの戦争責任を告白しています。

 

「世界の平和を願い、
現実として行動し、
自らの力を全て、 注ぎ続けることができるカガリが、
羨ましかったのです。」

「わたくしは、
わたくしの姿で、
わたくしとして、
世界の平和のために現実的に働きかける、
ミーアさんが羨ましかったのです。」

 

筆者自身は、ラクスは人間臭い感情を持つキャラクターと捉えております。

心を構成する感情は、全て綺麗なままでは成り立たないと思います。

それはラクスであっても例外ではないとの考えがあります。

“羨ましい”という感情の言葉と共に、

ラクスには“沈黙の責任”を引き受けさせています。

 

戦争を治め、平和を切り開いたラクスに

戦争責任はないと言うロジックは、

正義と平和の根拠を勝利に置く点で

筆者は賛同できません。

何故ならば、そのロジックに従えば

デュランダル議長が勝利すればデスティニープランが是となるからです。

 

しかし、筆者の描くプラントはまさにそのロジックで

ラクスを妄信しています。

そこにラクスとキラの可視化され難い政治的ハードルがある、

そのような設定といたしました。

その点は、「5-3 孤独と孤立」の中でイザークやディアッカに語らせています。

 

『キラ・ヤマトとラクス・クラインは孤独ではない。
何故なら、2人は常に寄り添っているからな。
だが、2人は孤立しているだろう。
誰も、彼等と対等になろうとはしないからだ。』

 

プラントの国民は心からラクスとキラを愛し、

しかし同時に彼等をまるで神格化するように妄信する。

その精神構造にこそ戦争を引き起こす根本原因があり、

だから指導者がパトリックからデュランダルに代わり、

政策も平和構築の方法も変わったにも関わらず

戦争は繰り返された、

そのように仮定しました。

そしてそのコンテクストに従えば、こうも言えるのです。

例え、ラクスがプラントを治めても

プラントは再び戦争を起こす、と。

だからラクスの政治的責務とは

プラントの暴走が起きた時に抑える抑止力ではない、

それが筆者のスタンスです。

では、彼女の果たすべき政治的責任とは何か、

お察しの方もいらっしゃるかと思いますが、

今後もその点を丁寧に描けたらと思います。

 

但し、お読みになる方にご理解いただきたいのですが、

ラクスが議長に就き、プラントを導けば

世界に平和が訪れる、

そんなに世界平和は安易に実現するものではないのではないか、

筆者にはそのような考えがあります。

何故なら、

そう結論づけるなら

全知全能の人物の降臨を待つ他

私たちの生きる世界に平和が訪れないことを

意味すると思うからです。

だから、筆者のラクスは全知全能ではありませんし、

独立自治区ソフィアの独立に際しては政治的失策を犯しています。

 

しかし、

それでも強く迷わず生き抜くラクスの

“生きる美しさ”を描いていけたらと考えております。

 

と、筆者のヒトリゴト(と書いて、言い訳と読む)が長くなりました。

こんな滅茶苦茶で独りよがりな物語でございますが、

暇で暇でしょうがない時で構いませんので、

お読みいただければ幸いです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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