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引き続いて、Chapter 5-11~5-18をUPいたしました。
ここで物語を動かしているのは、イザークとディアッカです。
この2人が登場すると血が騒ぎます。
私自身、この数話は大変楽しく執筆いたしました。
アスランとイザークとディアッカが独立自治区ソフィアについて
政治的な話をする一方で、
アスランをダシに(?)遊んでいます。
この空気は絶妙です。
アスランとイザークとディアッカは類まれな政治的センスを持っていると
筆者自身は解釈しております。
それこそ、未来のプラントを担うにふさわしい程の。
(それを彼らが進んで選ぶかはまた別の話ですが。)
プラントの最善の利益を見据えながら
政治的局面を批判的な視座で捉えることが出来る、
それは早熟という言葉には収まらない感覚だと思います。
そして、その感覚を彼らにもたらしたのは
哀しくも2度の戦争でした。
きっと、彼等が紅い軍服に初めて袖を通した頃、
彼らはこんな未来を描いていたのかもしれません。
プラントの未来のために力を尽くすのだと。
しかし、あの頃の未来である今、
彼らが立つ場所はそれぞれに異なっていました。
アスランはプラントを離れオーブに立ち、
そしてニコルはもうこの世にはいません。
それでも、変わらないものが確かに
彼等にはあるのだと思います。
彼等の抱く誇りの美しい強さに、
惹かれずにはいられません。
イザークとディアッカは
その誇りを真直ぐにプラントへ向けますが、
アスランは同じ誇りを胸にオーブに立ちます。
物語の中ではまだ触れられておりませんが、
アスランがオーブに残った理由についてのepisodeも用意しています。
筆者はどうしても、アスランがカガリを護るためだけに
オーブに残ったとは思えないのです。
(もちろん、カガリを護りたいという想いがあることは真実です。
しかし、それがオーブに残った唯一の理由ではないと思っています。)
そして、それを許すカガリでもないと思うのです。
アスランがカガリを護るためだけにオーブに残ろうとしたら、
カガリだったら殴ってでもアスランをプラントへ返すと思います。
アスランはカガリに何を伝えて、
オーブに残ったのでしょうか。
それとも、何も言わずに残り、
示し続けているのでしょうか。
これをお読みの方々それぞれに、アスランがオーブに残った理由について
お考えをお持ちのことと思います。
そのため、“そんな解釈もありかも”的な寛大なお心で
お読みくださればと思います。