忍者ブログ
soranokizunaのカケラたちや筆者のひとりごとを さらさらと ゆらゆらと
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


こんばんは、筆者です。


前回のお話では沢山の拍手を贈ってくださり
心から感謝申し上げます。
丁度、しんどいながらも執筆したお話だったので
皆様からの拍手がとても嬉しかったです。


さて、今回もあまり進展せず、申し訳ございません。
この辺りはテンポ良く進む予定だったのですが
カガリがルナの想いに丁寧に応えていくもので・・・
時間がかかってしまいました。

メイリンがいない部屋で、ルナはどれだけ寂しい夜を過ごしたことか
想像に難くありません。
救われなくちゃいけないのは、メイリンだけでは無いんですね。
願い、祈り続けているルナだって、きっとずっと辛かった筈です。


カガリとルナが並んで寝る姿、
きっとかわいらしいと思います。


さて、次回はちょっとドタバタな展開になる予定です。


Read more…以下に、おまけのSSです。

拍手[52回]

PR




「ふわぁ~。」


大きなあくびをした拍子に瞳が滲み、
あどけない仕草でシンは目元をこすった。
その横からヴィーノが顔を出す。


「おはよっ、シン。
どうしたんだよ、ねむそうだなぁ。」


「なんか、寝付けなくて・・・。」


と、言い終わる前に2つ目のあくびが言葉を飲み込んだ。
ヴィーノは悪戯っぽく笑うとシンを肘でつついた。


「もしかして、妬いてる?カガリ様に。」


「・・・は・・・?」


ヴィーノの言っている意味が解せず、シンは目を丸くする。


「だーかーらー、昨日からさ、ルナはカガリ様につきっきりじゃん?
ルナに相手してもらえなかったから、妬いてんじゃねぇの?」


堪え切れず笑いだすヴィーノに、シンの怒りは一気に沸点に達する。


「ばっかじゃねぇの!」


――あんな奴に、なんで俺が妬かなくちゃならないんだ!


確かに、昨日からルナはカガリの世話役を果たしている。
はじめは、責任感からルナが動いているんだと思ったが、
カガリと笑いあう姿はどう見ても楽しそうで、
少なく見積もっても・・・楽しそうで、
と言うか、俺といる時より笑っていて、
正直良い気持ちはしなかった。
ルナと会話らしい会話をしないまま夜は更け、
もんもんとした気持ちで眠れる筈は無く、
こうして最悪の気分で朝を迎えたのだ。


「おい、シン!何処に行くんだよ~!」


「ルナを起こすんだよ!
朝食の時間に遅れるから。」


「そ~んなこと言って、
早くルナに会いたいんだろう?」


“やれやれ”といったジェスチャーをするヴィーノを無視して
シンはルナの部屋の扉を開き、
絶句した。
扉の前から動かないシンを不審に思い、
ヴィーノが横から顔を出し、
みるみる頬を赤くした。


一つのベッドに眠る2人。
キャミソールから零れそうなカガリの胸に
顔を押し付けるルナ。
その拍子に胸は柔らかく形を変え、
カガリはくすぐったそうに身をよじり、
衣類が乱れていく。
腹部に掛けられたブランケットはずり落ち、
ショートパンツからすらりと伸びた足が
なまめかしく絡み合って・・・


ごくり。


2人が同時に喉を鳴らした時、
一瞬で視界が遮られた。
ドアが自動で閉まったことに驚いて
目を合わせたシンとヴィーノは
背後から聞こえてきた声に凍りつく。


「お前ら、アスランに殺されたいのか?」


硬直した首を無理矢理動かせは
ディアッカのさわやかすぎる笑顔。
いや、最早さわやかを越えて、胡散臭い。


「アスハ代表の寝室に無断で入ろうとした。
って、アスランに報告したら・・・。」


その後数日間、シンとヴィーノが
ディアッカにこき使われたことは
言うまでも無い。


めでたしめでたし?

 



追記を閉じる▲

こんばんは、筆者です。

いつも物語をお読みくださり、ありがとうございます。

前回更新したお話は、気付けば沢山の拍手をいただいており
とても驚くと同時に、みなさまに喜んでいただけたことを素直に嬉しく思います。

更新頻度は相変わらずですが(汗、
今後も精一杯執筆してまいりますので
お時間がある時に当サイトへお立ち寄りいただければ幸いです。

では、Read more...以下でメッセージを贈ってくださった方への御礼です。

拍手[2回]




きょうこ さま

こんばんは!
今回もメッセージを贈ってくださり、ありがとうございます。

カガリの変身は赤服へ着替えることを意味していました。
地味な変身で申し訳ございませんっ!

赤のジャケットを羽織ったカガリは、
鏡の中に映った自分にアスランを重ねます。
出会った頃、共に宇宙で戦った頃のアスランです。

優秀なのにハツカネズミで、
冷静なのに無茶ばかりする、
そんなアスランが危なっかしくて気になって・・・。

あの頃の記憶が、赤を見てフラッシュバックして
カガリは思わずアスランの名を呼んでしまった訳です。

最近アスランの登場がめっきり減ってきたところなので
お喜びいただけて何よりです^ ^

実は今回描きたかったことの一つが、ルナの変化です。
カガリに対してルナはどんな印象を持っているのか、
筆者自身は謎でした。
そのため、メディアを通してみるカガリのイメージが
良い方向へと崩れていく様を描いています。
と、同時に、ルナは着替えるシーンではアスランのことを思い出していますね。
カガリとアスランが似た者同士であることを、
無意識の内に感じ取っています。

カガリの切なさの行方を知った時、
ルナは一体どんな反応をするのか、
考えるとちょっとわくわくします。

私のひとりごとばかり書いてしまいましたが、
アスランとの再会めざして執筆いたしますので
また当サイトへ遊びに来ていただければ幸いです。


追記を閉じる▲

こんばんは、筆者です。

またしても更新が遅れてしまい
ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。

更新のたびに、当サイトへ訪れてくださったり
心やさしくも拍手を下さったりと、
みなさまへ心から感謝しております。

12月に向けてプライベートの方が忙しくなる予定です。
今後も更新頻度は変わらないとは思いますが、
引き続きよろしくお願いいたします。

Read more...以下に、メッセージを残してくださった方への御礼です。

拍手[3回]




綾 さま

はじめまして。
この物語の筆者のxiaoxueと申します。

物語をお読みくださり、心から感謝申し上げます。

一気に読んでくださったとのことですが、
目も頭もお疲れになったのではないでしょうか。
面白く興味深くお読みいただけたとのお言葉、
大変嬉しく思います。

遭難したカガリを保護したイザークは
オーブだけではなくプラントにも報告せず
保護したことそのものを伏せました。
カガリを確実に安全に送り届ける目的のため、
最善の策を打つ、イザークらしいと思います。

再会は先延ばしになり、アスランにはかわいそうな展開ですが
おっしゃるとおり、ここで動きすぎると
相手に隙を突かれますから、
やはりベストな策かな、と筆者も考え描きました。

しかし、このまま相手が黙っているかどうか・・・
続きを楽しみにしていただければ幸いです。

そしていつか必ず、カガリはアスランと再会できます。
このシーンは執筆開始当初から描きたかったものなので
気合いを入れて執筆いたします!

宇宙のように広いこの世界で
綾さまとお会いできた幸運に感謝するとともに
これからも綾さまとのご縁を大切にしていきたいと思いますので
今後ともよろしくお願いいたします。

xioaxue


追記を閉じる▲

こんんばんは、筆者です。


カガリが赤服着ちゃいました!
設定では、ルナの赤服(予備)に
黒のミニスカート(ルナの私服)を合わせています。
結構似合うと思います。


カガリが変身する、とお伝えしてしまったので
皆さまの期待を煽ってしまったかもしれません。
こんな地味な変身で申し訳ございませんが、
少しでもお楽しみいただければ幸いです。


今回は、もっとテンポ良くお話が進む予定でしたが
私の物語の中のカガリが、
なかなか赤服を着てくれませんでした(笑。
制服を身に纏うことの意味を、カガリは重く受け止めるだとうと考えたからです。
制服は己の正義と夢を示すものだと、カガリは言います。
筆者も同じように考えます。


だから、SEED(無印)の後半の戦いには意味を感じるのです。
アスランやエターナルの乗組員のザフト、
マリューやムゥの連合、
そしてカガリやクサナギの乗組員のオーブ。
国や人種が異なる彼らが、
同じ未来を描き、戦ったのですがから。
彼らはそれぞれにこれまで生きてきた国やであった人々に
誇りや想いを抱きいていた筈です。
だから彼らは制服を脱ぎ棄てなかったと、筆者は思います。


同じ理由で、DESTINYの時は非常に違和感を感じたと言うか・・・。
カガリ救出大作戦(笑)後、アークエンジェルの乗組員はみな
オーブの軍服を着ていましたが、そこに誇りも覚悟も見えず。
(例えばトダカさんのような誇りが)
アークエンジェルに積んであった戦闘服がこれしか無かったから
着てたのかなぁと、思ってしまいます。
私服で戦ってくれた方が、まだ自然だった気がします。


だからこそDESTINY後半で
アスランがオーブの軍服に袖を通したことには意味を感じている筆者です。
制服は己の正義と夢を示すものだと考えるからです。


さて、次回も賑やかな展開になります!


Read more…以下におまけSSです♪

拍手[54回]



更衣室の前で動けずに、
突っ立ったままの男2人。


扉に目が釘付けになったままのヴィーノが呟いた。


「カガリさまって、セクシーなんだな。」
「べ、べつにどってことないだろ?」


無関心を装うシンだったが、残念ながら動揺丸出しだった。


「隠れ巨乳って、こういう人のこと言うんだな。」


呟いては自ら頷くヴィーノを横目に


「どうでもいいだろ、あんなやつ。」


シンは立ち去ろうとしたが、
網膜にはカガリの豊かな曲線が焼き付いて離れない。


「そんなこと言って、
シン、鼻血出てるぞ。」


ヴィーノの指摘にとっさに鼻を押さえるシン。
同時にヴィーノの爆笑が響く。


「ひっかかった~♪」
「コノヤロー!」


拳を振り上げるシンに
笑い声を上げながら逃げるヴィーノ。
そんな二人は肩をがっしりと掴まれ、驚きに振り返る。
見れば、ニヒルな笑みを浮かべたディアッカが立っていた。


「お前ら、イイモン見たじゃねぇか。」


ディアッカの言葉に、だらしなく照れ笑いするヴィーノに
興味が無いことを装うシン。
しかし、続いた言葉に2人はフリーズする。


「カガリの裸を見たって、
アスランに報告したらどうなるかなぁ~。
腕の1本や2本じゃ、足りないかもしれないぜ。」


シンとヴィーノは氷のように冷たい汗を流す。
至極楽しそうなディアッカの微笑みが、
今は悪魔に見えてならない。


「国家元首のあんな姿を見たんだ、
口封じに何されるかわからねぇ、
な、そう思わないか?」




その後数日間、シンとヴィーノが
ディアッカにこき使われたことは言うまでも無い。

めでたしめでたし?



追記を閉じる▲

こんばんは、筆者です。


最初に・・前回、カガリが変身すると予告しておきながら
お話がそこまで進みませんでした。
みなさまのご期待にそえず、大変申し訳ございません!
次こそは、カガリが地味に変身する予定です。


さて、ルナとシンがカガリとムゥのお世話役になりました。
何やら大変なことになりそうな予感・・・。


カガリとムゥが何故ジュール隊と行動を共にすることになったのか、
理由が明らかになりました。
アスランをじらすためではなく(笑、
カガリを安全に、そして確実に送り届けるためだったんですね。


これから、カガリとムゥのジュール隊での生活が始まります。
アスランとの再会はもう少々お待ちくださいませ。

次回は本当にカガリが変身しますよ!

拍手[20回]