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soranokizunaのカケラたちや筆者のひとりごとを さらさらと ゆらゆらと
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3月8日 運命の出会い記念SS 【おまけ】

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

アスランとカガリの運命の出会いに、
彼等に出会えた奇蹟に、
そして彼等が結んでくれた沢山の出会いに、

感謝の気持ちを込めて。



で、最後を飾るのはやはりこの方々(笑。
「本文はこちらから」をクリックしてお読みください。


拍手[14回]

「ねー、何があったのさぁ~。」

 

デスクに顎をのせたまま頭を左右に振る親友に

アスランは溜息をついた。

「だから、キラが期待するような事は無かったと言っているだろう。」

キラは、アスランが“キラが期待するような事”という言葉を選んだことから、

それに代わる“何かはあった”ことを感づいていた。

だからこそ、アスランから事の真相を聞きだしたかったのである。

 

――僕の心配も知らないで~。

 

一向に口を開かないアスランに、キラは痺れを切らして項垂れて

(口角をニヤリと上げ、悪魔の微笑を浮かべて)

盛大な溜息をついた。

 

「そっかぁ、じゃぁカガリが喜んでたのは

カガリの勘違いだったんだぁ~。」

 

ピクリ、と親友の肩が揺れたのを

キラは見逃さなかった。

 

「カガリは嬉しそうだったよ~?

アスランと一緒に・・・。」

 

「俺だって嬉しかったさっ!!」

 

と、言い返してアスランは血の気が引いた。

目の前には背筋が凍るほど満面の笑みを浮かべる親友がいる。

こんな単純なカマに引っかかるなんて・・・

アスランは額に手を宛てて項垂れた。

 

「ラクス~♪

掛かった、掛かったっ!!

面白い話聴けそうだよ~♪」

 

「まぁまぁ、

大漁ですわね♪」

 

こうして、アスランはまるでスコールのような

キラとラクスの質問攻めにあうのであった。

 

それでも、アスランがスコールに打ちひしがれること無く

やがて射す陽の光を待つことが出来たのは、

端末の横に置かれたカードがあったから。

 

 

3月8日

ありがとうの日

 

カガリ

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「ねー、何があったのさぁ~。」

 

デスクに顎をのせたまま頭を左右に振る親友に

アスランは溜息をついた。

「だから、キラが期待するような事は無かったと言っているだろう。」

キラは、アスランが“キラが期待するような事”という言葉を選んだことから、

それに代わる“何かはあった”ことを感づいていた。

だからこそ、アスランから事の真相を聞きだしたかったのである。

 

――僕の心配も知らないで~。

 

一向に口を開かないアスランに、キラは痺れを切らして項垂れて

(口角をニヤリと上げ、悪魔の微笑を浮かべて)

盛大な溜息をついた。

 

「そっかぁ、じゃぁカガリが喜んでたのは

カガリの勘違いだったんだぁ~。」

 

ピクリ、と親友の肩が揺れたのを

キラは見逃さなかった。

 

「カガリは嬉しそうだったよ~?

アスランと一緒に・・・。」

 

「俺だって嬉しかったさっ!!」

 

と、言い返してアスランは血の気が引いた。

目の前には背筋が凍るほど満面の笑みを浮かべる親友がいる。

こんな単純なカマに引っかかるなんて・・・

アスランは額に手を宛てて項垂れた。

 

「ラクス~♪

掛かった、掛かったっ!!

面白い話聴けそうだよ~♪」

 

「まぁまぁ、

大漁ですわね♪」

 

こうして、アスランはまるでスコールのような

キラとラクスの質問攻めにあうのであった。

 

それでも、アスランがスコールに打ちひしがれること無く

やがて射す陽の光を待つことが出来たのは、

端末の横に置かれたカードがあったから。

 

 

3月8日

ありがとうの日

 

カガリ

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